家づくりの必要性を考える

家を建てること、今本当に必要ですか?
ご近所の方、また友人が家を建てるなんて聞くと、将来家を持ちたいと思っている人としては、そろそろうちも建てるべき?と思ってしまったりします。
でもそこに理由がある事、また貯蓄があり計画的なローンを組めること等、家を建てる準備が整っているかどうかという事を大前提に考える事が必要となるのです。
建て替えが必須といえるほど、住宅が傷みご近所の方にも迷惑になるという事なら旧居でも考える必要が出てきます。
しかしそうではないのなら、一旦踏みとどまり、今本当に住宅を建設する事が必要なのか、その時期にきているのかじっくり腰を据えて考える事が重要です。
資金はどう?余裕ある住宅ローン計画を立てられる?
住宅を購入するという事は一生の中で最も費用がかかる事を決断することになります。
やはり頭金が大きくあって、住宅ローンを組むとき、生活が困窮しない状態でいられるかどうか、生活設計を建てることも求められるのです。
予算ギリギリくらいになったから建築すると考えてしまうと、予期せぬ出費が必要になった時、困ったことになります。
例えば土地について地盤改良が必要となるため、費用が考えていた以上になる事がわかった、別途工事が必要となり予算がかなりオーバーした場合です。
この場合、床面積を減らすとか設備のグレードダウンを余儀なくされます。
予想外であまりにも大きな予算がかかるとなれば、住宅建築そのものをストップすることになり、そこで設計、工事についてのキャンセル費用がかかる事もあるのです。
住宅建築も出来ない、でもキャンセル料などの費用がかかり、計画途中で借金のみが手元に残ったという事も珍しくないといいます。
将来、本当に住宅ローンを支払っていける?
バブルが崩壊し住宅ローンに大きくボーナスを組み込んでいた人が、住宅を手放すことになるなど、将来設計が大きく崩れてしまったという人も多いです。
住宅を建築して、その後、順風満帆な生活を送れるのかというと、それは保証できないことで、上手くいっていた仕事が悪い方向に転換しどうにもならない状態になる事もあります。
よくこの先、独立しようと思っているので社員のうちに住宅を造っておきたいと住宅建築を希望する方もいますが、独立して本当に商売が軌道に乗るのか?それがはっきりしていないなら、今住宅を建築するのは賭けとなる事もあるのです。
リスクが伴うという事を理解し、もしもの時、そのリスクを回避し住宅ローンを支払い続けることができるか、これも考えておくべきことになります。